Books

Last update: 2017-08-05

 本の紹介です。数が増えたら作品毎にページを作る予定です。

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Comics

漫画・コミック

『永沢君』

 漫画『ちびまる子ちゃん』の脇役である永沢君が主人公のスピンオフ作品。

 『まる子の数年後の世界が舞台となっており、中学生になりますますひねくれた性格になった永沢君の回りで起こる出来事がストーリーの中心。

 さくらももこ氏の作風であるシニカルなユーモアが永沢君の性格と妙にマッチし、初期の『まる子』以上のブラック・コメディと化している。

 勉強ができるわけでもなくスポーツができるわけでもなく性格が良いわけでもない人物およびその所属するグループの日常に焦点を当て、それを美化することも卑下することもなく表現している作品は意外と少ない(漫画ではないが『アメトーーク』の「中学の時イケてないグループに属していた芸人」が近い)。


『永沢君』より引用 ©さくらももこ/Shogakukan

 ちなみに作中で重要な役割を担う城ヶ崎さんは、この『永沢君』が初出らしい。


『永沢君』より引用 ©さくらももこ/Shogakukan

 全1巻。Kindle版あり。

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『とんかつDJアゲ太郎』

 先日まで『週刊少年ジャンプ』系列のWEB漫画サイト『ジャンプ+(プラス)』で無料連載(現在は一部のみ無料)されていた作品。

 あらすじを簡潔に言うと、「渋谷のとんかつ屋の息子で勝又揚太郎(かつまた・あげたろう)青年が、出前の配達で訪れたクラブのDJに感化され、とんかつ屋とDJの共通点を見出しながら、『とんかつDJ』としてとんかつ屋とDJの道を歩んでいく話」だ。


『とんかつDJアゲ太郎 1(ジャンプコミックス)』より引用 ©イーピャオ・小山ゆうじろう/SHUEISHA Inc.

 …と、これだけ見るとキワモノなギャグ漫画のようにも見えるが、実は近年の『ジャンプ』であまり見られなくなった三大プロット「友情・努力・勝利」に丁寧に寄り添った、まさに往年の『ジャンプ』へのオマージュとも解釈できるほどの王道青春漫画である。

 序盤こそギャグ漫画の体裁を採っているが、物語が進むにつれて『まんが道(作・藤子不二雄A)』を彷彿させる熱い青春ストーリー路線に転換していく。

 特にコミックス第3巻の「上野修行編」のラストシーンは涙無しには見られない。


『とんかつDJアゲ太郎 3(ジャンプコミックス)』より引用 ©イーピャオ・小山ゆうじろう/SHUEISHA Inc.

 しかしながら一貫して作品全体に流れるどこかゆるい雰囲気は、話のテンポの良さと、まるで新聞の4コマ漫画のような「ヘタウマ」な絵柄、そして何よりアゲ太郎の純粋な人柄によるものなのだろう。

 全11巻。Kindle版あり。ジャンプの公式サイトで最初の3話が無料で読める。

 こちらの作者インタビュー記事(文春オンライン)も参考に。

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『おほまんが』

 お笑い芸人のおほしんたろう氏による1コマ漫画作品集。自身のTwitterアカウントに投稿していたネタを集めた1冊。

 おほ氏はもともとゲーム雑誌『ファミ通』の読者投稿コーナー「ファミ通町内会」に投稿していたハガキ職人であり、そこで求められている形式と、大喜利風のつぶやきが受けるTwitterとの親和性が高かったことも人気の一要因かと思われる。

 近年は「Twitter等に作品を投稿し続けファンを増やしていった結果、出版社から声がかかりデビュー」が漫画家が売れるための1つの手段となっており、こちらもまさにそのケース。

 全1巻。Kindle版あり。


『おほまんが』より引用 ©おほしんたろう/KADOKAWA CORPORATION

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Essays

エッセイ・コラム

『まなざし』(電子版のみ)

 多摩美術大学講師・菅俊一氏による、日常生活の中で見過ごしている些細な出来事を、俯瞰的視点で読み解いていくコラム集。WEB連載の書籍化作品。

 Kindle版(電子書籍)のみの販売だが、税込324円(2017年4月現在)と安価なので、「Kindle入門本」としてもぜひおすすめしたい。

 こちらのサイトよりテキストを無料で読むこともできる。

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Manuals

サイト運営の参考

『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉』

 色や配置、フォント等が与えるイメージについての基本的な事項が、イラストや実際の写真を多量に用いて視覚的に説明されている。

 正直言うと表紙のnoritake氏のイラストに惹かれて「ジャケ買い」したのだが、実際のデザイナーの方々にも入門図書として人気らしい。


『なるほどデザイン』より引用 © MdN Corporation

 Kindle版あり(ただし固定レイアウトなので、PCやタブレットで見ない場合は紙の方がおすすめ)。

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Others

その他

『ムーとたすく』

 フレンチブルドッグと少年の写真集。

 ayasakai氏によるInstagramの投稿の書籍化作品。

 続編1冊あり。Kindle版なし。

『ムーとたすく』 © POPLAR Publishing
『ムーとたすく』より引用 © POPLAR Publishing

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『絵になる京都を旅する』

 題名の通り、京都旅行のガイド雑誌。

 先日京都に旅行した際、泊まった宿のオーナーの方に貸していただき、大変参考になった。

 京都観光ガイドは世の中に多く存在するが、こちらはあまり定番ではないスポットの紹介が多く、京都に行き慣れている方をはじめ、静かな場所でまったりしたい方、人混みを避けたい方、インスタ映えを気にする方、インスタにアップした後に友人から「そこ何処?」と聞かれたい方など、これから京都へ行く全てのコケティッシュでオルタナティブな方におすすめ。

絵になる京都を旅する
『絵になる京都を旅する』より引用 © Leaf Publications

蕎麦屋「五-いつつ」
誌面で紹介されていた蕎麦屋「五-いつつ」にて(2016年9月撮影)

 

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